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2010年3月2日火曜日

”顧客への貢献によってイノベーションを評価する。”(P.F.ドラッカー)

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、「マネジメント・フロンティア」「明日を支配するもの」からの抜粋。

本日のページでは、”イノベーション”の評価は、奇抜な新しさではなく、顧客への貢献によって下されなければならない、といった説明で、イノベーションに関わる人にとって大変重要な視点について触れられている。

ACTION POINTには、「あなたの製品のうち、顧客への価値を生むことなく新奇であっただけのものを振り返って下さい。」とある。

以前、商用ウェブサイトのプロデュースをしていた頃、新規事業創出関連の助成金を申請するため、ビジネスモデルのコンテストに参加したことがある。

それまで様々なコンテンツを手がけていたため、”新しい技術”ではなく、”いかに多くの人に使われるか”を追求し、なるべくシンプルなビジネスモデルをプレゼンした。

プレゼン終了後、審査員である大学の教授(実質、審査員長であった方)からこのような質問を受けた。

「なるほど、よく分かりました。しかし、技術的には新しいのはどの辺りでしょうか?」

私は、

「新たな技術を投入すると、ユーザはそれを学ぶ時間が必要になります。よって、あえてその様な新技術は使用していません。」

と丁寧に返答したところ、部屋が一瞬にして重苦しい空気に包まれた。(笑)

その瞬間、私は全く場違いな人間であった事に気づいた。


Today's Questions.
Q:自ら”これはイノベーションだ!”と言っていませんか?
Q:顧客が喜ぶイノベーションを生み出す仕組みがありますか?

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