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2009年8月16日日曜日

”創造性は格好がよい。問題は死亡率が高いことである。”

 
「千三つ」とは本来、不動産業において《まとまる話は千回のうち、三回の意(大辞林)》として使われ、不動産業者の事を「千三つ屋」と読んでいたらしい。

しかし、現代の「千三つ」といえば、ビジネスモデルの立案や新商品開発等のイノベーション・プロセスで使われる言葉、《千回チャレンジしたとしても、ものになるのはその内の三つ程度の意》を指す。

ドラッカーは、イノベーションについても体系的に取り組むことを促している。それによって、イノベーションの生存率を高めることができるからだ。

まずはじめに、イノベーション担当役員の下、イノベーションに特化したグループを形成し、自由な活動を保護する。

そして、7種類の機会を調べることからイノベーションの”種”を見つける。

1)予期せぬこと (予期せぬ出来事、成功、失敗等)
2)ギャップ (あるべき姿と現状のズレ)
3)ニーズ (欠けている部分の穴埋め)
4)産業と市場の構造変化 (IT、政治、景気等の社会変化)
5)人口の変化 (未来の年齢構成など)
6)認識の変化 (価格、利用目的、必要性等)
7)発明および発見 (アイディアによる発明→信頼性は低い)

これに平行し、そのイノベーションをいかにして武器にしていくのかを、4種類の起業家戦略を検討することで明確にする。(※各戦略の詳細については今後数日間で説明する予定。)

1)総力戦略
2)二番手戦略
3)価格戦略
4)ニッチ戦略

戦略は1つだけではなく、2〜3つの組み合わせによって構成し、経営資源を集中して投下する。


Today's Questions
Q:予期せぬ失敗を機会にできますか?
Q:どの戦略を組み合わせて戦っていますか?
Q:今後、戦略を変更する必要がありませんか?それはなぜですか?

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