本日の”ドラッカー 365の金言”は、「ポスト資本主義社会」からの抜粋。
本日のページでは、製造現場における生産性を科学的に分析し改善する「科学的管理法」で有名なアメリカのフレデリック・ウィンズロー・テイラー(1856 - 1915)が登場している。
弁護士のあとを継ぐ予定だったテイラーは、ハーバード大の法学部に入学するも、目の病にかかり、弁護士への道を断念。工場現場で働くことになった彼は、肉体労働の生産性の低さに驚き、設備や行程の改善活動を通じてそれを”Taylor Shop System”という管理手法として体系化した。
この、カイゼンの父とも言える、フレデリック・テイラーは”肉体労働に知識”を適用することに成功し、大幅な生産性向上を実現した。これにより、ビジネスの主役は肉体労働から知識労働へと移行し始めたのだ。
しかし、この成功の結果、今度は知識労働の生産性を向上する必要が出てきた。
”成果を生むために既存の知識をいかに適用するかを知るための知識がマネジメントである。”(P.F. ドラッカー)
ムダな知識労働を排除し、いかにリソースを最大化し、より大きな成果を生み出すのがマネジメントだ。
今の仕事の効率化を考えるだけでなく、「本当にその仕事が必要なのか?」「そもそも、何のための仕事なのか?」といった事を追求することで、不要な仕事を廃棄しながら明日につながる仕事により多くの時間を割くことで、知識労働の生産性を継続的に高める必要がある。
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2月4日”これからの新技術はあらゆる種類の知識からもたらされる。”
明日もお楽しみに。
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