本日の”ドラッカー 365の金言”は、「ポスト資本主義社会(原著初版:1993年)」からの抜粋。
ドラッカー教授は、政府の新たな課題の例として”テロの脅威”を挙げ、変化する課題(この場合、国際化するテロ組織への対応)に準じて柔軟に対応できる組織の必要性を説いている。
なぜテロなのか?実はこの本が出版された1993年(2月26日)に、ニューヨークの世界貿易センター爆破事件が発生している。
アメリカがテロ対策国家として認知されだしたのは、2001年9月11日(通称:911)のアメリカ同時多発テロ事件以降と一般的に考えられているが、実際にはそれよりずっと前、遅くとも第二次世界大戦前(1930年代)から”攻撃されたと見せかけて戦争に持ち込む景気対策”はスタートしていると言える。
経済への直接的関与が危険視される政府は、一般人には理解できないような領域で刺激策を常に模索している。世界的なエコブームもその一つといえるだろう。
最も重大なミスマッチは、彼等(政府)の主たる目的が”経済”であって、我々の主たる目的が”経済”でない点にあると思う。
彼等のそうした手法に自らの価値観を揺るがされない様、常に一定の距離を保ちつつ観察することが大切だ。次々と生じる出来事に一喜一憂することなく、遠目で潮流を捉えながら対処する習慣を身につけよう。
Today's Questions.
Q:今、目の前で起きていることの本質は?
Q:その受益者は誰でしょう?
Q:どのようなシナリオが潜んでいると考えられますか?
Q:それがもし正しいとしたら、今後どうなっていくのでしょう?
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2月24日”権力は正統でないかぎり永続しない。”
明日もお楽しみに。
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