本日の”ドラッカー 365の金言”は、「マネジメント」からの抜粋。
自らの事業が何なのか?
本日のページは、単純に思えるこの問いへの答えについて、自らが簡単に決められることではなく、顧客に直接聞くことで再定義されるべきものである、といった内容となっている。
スーパー、タクシー、警察、バイク屋、ラーメン屋等々、世の中にはありとあらゆる職種が存在し、その種類も急速に多様化している様に感じる。
例えば、「私は警察官です。」というのと、「私は町内の皆さんの安全を確保します。」というのでは、日々の生活やタスクの優先順位が全く異なってくる。
実は一昨日、息子が通う幼稚園のハイキングに同行した。子供達と一緒に乗り込んだバスの中で、先生が「みんな、○○君(息子)のお父さんはどんなお仕事しているのか聞いてみましょう!」という流れになり、咄嗟に考える事になってしまった。
勿論、子供達の手前、回りくどい回答は避け、「○○の部品を作っているんだよぉ。」と説明したが、この回答には自分自身、非常に違和感を感じた。組織自体は純粋な製造業であっても、私は日頃製品の加工には直接関わっていないからだ。
そうした意味で、この問いのおかげで改めて自分自身について考え直す機会をいただくことができたのだ。
「自分は何をしているのだろう?」
「どの様に貢献できているのだろう?」
「周囲は自分に何を期待しているのだろう?」
こうした問いを自らの組織に当てはめてじっくりと考えてみると、そこには今まで見えなかった機会やイノベーションが半ば自動的に表出してくるはずだ。
既存の製品やサービスの提供は、あくまでもそれらを提供した結果、顧客の側で発生する”価値”を導くためのツールに過ぎない場合がある。ひょっとすると、今までとは全く異なる方法でその価値を最大化できるのかもしれないのだ。
顧客に直接聞いてみよう。
「なぜ、当社(または私)と取引してくれているのでしょうか?」
「我々(または私)が改善すべき課題をお教えいただけますでしょうか?」
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3月1日”変化をコントロールする最善の方法は自ら変化をつくりだすことである。”
明日もお楽しみに。
改善すべき課題を人に教えてもらうのは本来おかしいことだと何かで聞いた気がします。
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