#d365】←こちらからご覧頂けます。みなさんのご参加、心よりお待ちしております。

2010年1月1日金曜日

”組織の精神はトップから生まれる。”(P.F.ドラッカー)

 
新年明けましておめでとうございます。
本年も当ブログ「Drucker365」をよろしくお願い申し上げます。

本日の”ドラッカー 365の金言”は、「マネジメント
」からの抜粋で、リーダーの真摯さ(Integrity)について。

人事において、”その人の強みに焦点を合わせなければならない”とするドラッカー教授も、”真摯さの欠如”については唯一の弱みとして、「真摯さに欠ける人間を上司にしてはならない」と言う。(2009/9/20 参照)本日の内容は、もちろんトップの人事においてもそれが当てはまる、という説明だ。

何も複雑なことではない。「『真摯さの欠如』を許さない」という方針からトップだけを除外して適用してはならない。トップを含めた全員を組織の下に置かなければならないのだ。

組織の精神はトップから生まれるからである。組織が偉大たりうるのは、トップが偉大だからである。組織が腐るのはトップが腐るからである。「木は梢から枯れる」との言葉どおりである。(「マネジメント」より)

注:梢(こずえ)は木の幹の先端、木のてっぺんを指す。


実は松下幸之助も、これにとても似た事を説いていた。

絶対に必要なのは熱意や。まず経営者であれば、社員が百人いて皆が熱心だとしても、社長は熱意にかけては最高やないといかん。

(中略)

したがって自分は、知識は最近、だんだんとなくなってきたけれども、この松下電器を経営していこうという熱意だけは、何万という人がいても、いちばん最高のものをもっていないといかんと考えています。もしこれに欠けたら、自分はもう松下電器を辞めないといかん。熱意のない者が最高の地位にいたらあかん、ということを思っています。

(松下幸之助述、PHP総合研究所編「社長になる人に知っておいてほしいこと
」1978年、サロン・ド・関西講演会の質疑より)


組織が社会における”ひとりの人”であると考えれば、その人が社会に向けて放つオーラが輝いてこそ、周囲のあらゆる人を魅了し”強み”を結集することができるのだと思う。

今年も気持ちを新たに、初心で新たな挑戦に挑んでいきたいと思う。


Today's Question.
Q:組織でもっとも真摯なのは、あなたですか?

Next Page is...
1月3日”二葉の草を育てる者こそ人類の福祉に貢献する者である。”
明日はお休みです。明後日のDrucker365は、”マネジメント”が社会を変える、といった内容です。お楽しみに。

0 件のコメント:

コメントを投稿