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2009年12月1日火曜日

”もしそれが意味ある変化であるならばいかなる機会をもたらすか。”(P.F.ドラッカー)

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、社会生態学者(Social Ecologist)についての説明だ。

自らを”社会生態学者(または観察者)”と称していたドラッカー教授は、”すでに起こった未来”を敏感に察知しながら、あえて変化の先頭に立ち、その作り手となることが現代のような乱気流の時代において生き残る唯一の方法だ、と説いた。

そして本日のページでは社会生態学者の仕事として、以下の3つを挙げている。

①すでに起こった変化で通年に合わないものは何か?あるいは、パラダイム・チェンジ(ある時代の集団を支配する考え方が劇的に変化すること)は何か?を問いつつ、社会を観察すること。
②その変化が本物であることを示す証拠があるか?
③もしそれが本当であるなら、いかなる機会をもたらすか?

何十年も同じカタチで続いてきた社会構造が、一気に転換する時、多くの人は「知らぬ間に…」と言うが、実はその兆候はあらゆる場所で、あらゆる人に目撃されている。

自分が興味のある領域だけに注目してしまいがちな我々は、直接的に関係のない(と誤解している)事象については全く鈍感になってしまう。しかし、社会で発生する全ての事象はシームレスに繋がっており、人が無理にカテゴライズ(区分)しようと思っても全く意味をなさない。

特に最近ではインターネットの普及やマーケティングの高度化等により、産業間の敷居が低くなる一方だ。一部の分野で生じた変化が、瞬く間に他産業に大変革をもたらしている。

スポーツの世界に目を向けてみると、世界記録が大きく更新されるブームがどの種目にも必ず存在する。誰かが新たな方法を見いだすと、今度はアマチュアも含め、多くの選手が似たような(またはそれを上回る)記録を連発するのだ。

私が思うに、この成功のヒントは革新的な方法を見いだす選手が自らの種目をどの抽象度で捉えているのか、という点に隠れていると思うのだ。

心→技→体→道具→他のコーチ→他の選手→他のスポーツ→全く他の分野

といった具合に、自分の内側からどれだけ外側に向かって目を向け、「何かヒントがあるに違いない…」と探求できるか?こうしたアンテナを張り巡らせる選手は、好成績を生み出すばかりでなく、スランプからのリカバーも早い。

これはある意味、社会生態学者的な活動だと思う。実際に、各スポーツ界でトップレベルの選手は、自分の種目を一歩も二歩も引いた場所から観察し、自身がそのスポーツを道具に”いかにして世界に貢献できるのか”を常に考えているように映る。

このように事業においても、社会生態学者として大切なことは、”変化の渦”には入らず、常に離れたところから起きている事象を見つめ、そこで見いだした仮説を検証し、次なる行動に活かす、という一連のプロセスに責任を持つということなのだと感じた。


Today's Question.
Q:「これは仕事に関係ない。」と言いますが、本当ですか?

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12月3日”歴史は循環する。だがもとの位置に戻ったかに見えても内容はより高次のものとなる。それは螺旋状に動く。”
明日は本日の内容と重複するため、お休みとさせていただきます。明後日をお楽しみに。

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