本日の”ドラッカー 365の金言”も、「マネジメントー課題、責任、実践」からの抜粋で、マネージャーの”5つの仕事”が紹介されている。
①目標を設定する
②組織化する(仕事の分類と分担)
③チーム作りと動機付け
④評価する(評価基準を定める)
⑤人を育成する(自らを含めて)
本日の内容は、ページに書いてある通りの内容なので、ここで一つ一つの項目に対してのコメントは必要ないと思う。詳細については本で確認していただきたい。
しかし、どれも当然だと思いつつ、この5つを並べてみて気づいた事が一つあった。④の評価は、”継続的な活動のレベルアップ”を図る上で極めて重要な仕事にも関わらず、これに特化して教えているセミナー(研修など)があまり見かけないことに気づいたのだ。
こうしたセミナーがなぜ少ない(流行らない)のかを考えるのは別として、我々は公平公正に物事を評価するのがあまり上手でない。人の作ったものに文句をぶつけるのは簡単なことだが、自らの組織の活動を定量&定性的に、ニュートラル(中立的)な視点で評価できるマネージャーは少ない。
しかし、マネージャーやその部下達が冷静にフィードバック分析(自己評価)ができるようになると、上からの指示をかなり減らすことができ、メンバーにも参加意識が芽生えるので、組織は一気に自立してくる。
やること自体にではなく、成果に対して焦点を合わせるようになってくるのだ。フィードバックについて、当社で取り入れているシンプルかつ効果的な手法(○と!)は、10月14日の”フィードバックが並の人間に一流の仕事をさせる。”で紹介したので、未読の方は是非お試しいただきたいと思う。
つい先日、当社が出展した展示会の反省会を参加したメンバーで行った。ホワイトボードに○と!だけを書くだけで、私のファシリエイト(議事進行)を殆どせずにも、メンバーだけで次なる具体的行動項目を明確にすることができた。
Today's Questions.
Q:あなたが最も得意としているのは?どの仕事ですか?
Q:どのようにすれば、最も欠けている仕事のレベルアップができますか?
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11月14日”目標は絶対のものではない。方向づけである。”
明日の内容に対しての感想は、本日の記事と重複するので、お休みさせていただきます。明後日の「ドラッカー 365の金言」は、目標によって、完全に活動を拘束してはならないというお話です。お楽しみに。
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