本日の”ドラッカー 365の金言”は、”スタッフ部門”について。スタッフ部門は、収益に直接的に関わる業務を支援する部門で、一般的には総務、経理、人事、法務、生産管理等、管理業務を担当する部門を指す。
ここでドラッカー教授は、スタッフ部門に具体的な目標を持たせ、縮小させることを強く薦めている。スタッフ部門の肥大は、現業部門(収益活動)の効率低下を招いてしまうからだ。
プロフィット(収益)部門とノンプロフィット(非収益)部門という分け方をするなら、スタッフ部門は(例外を除き)ノンプロフィット部門に属することになる。
たしかに、当社の状況を考えてみると、本来は現業のプロフィット部門に集中しているべき経営者(私も含め)や管理職が、スタッフ部門の仕事にかなりの時間を取られているという現状がある。
なぜ我々は管理業務を知らぬうちに増やしてしまうのだろうか。
先にもご紹介(8月23日 記事参照)したエーワン精密(HP)の様な高収益企業を見学すると、事務所の雰囲気がその他の企業と全く異なる。スタッフ部門の人員の少なく、淡々とした静かなムードの中、ある事務員は自分のデスクで現場の作業を手伝っていたりするのだ。
商社の様な、営業活動が主な組織では比較的「プロフィット v.s. ノンプロフィット」の人数比について議論になる(勿論商社では殆どがプロフィット部門に属する)が、正直なところ製造業ではあまりこうした話題を耳にしたことがない。
この辺りを更に意識することで、当社でもかなりの潜在能力が眠っていそうなので、朝礼で説明し今後は全員で意識していきたいと思う。
Today's Question.
Q:あなたの組織では「プロフィット v.s. ノンプロフィット」について議論していますか?
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11月28日”現業の実績がなければ信頼を得られず理論家として片付けられる”
スタッフ部門に任命すべき人についてのお話。明日もお楽しみに。
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