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2009年9月2日水曜日

”やめても何も起こらなければ結論は、直ちにやめよである。”

 
本日のページでは、成果を上げるためにまず取りかかるべき事、「時間の記録」について紹介されている。過去の経験からして、常に忙しい、忙しいと口癖の様に言う人ほど、実際に何に対して時間をとられていて、どうそれを改善するのかを見直す人が少ない。

手当たり次第に予定を埋めていくことで、和やかな環境をも「戦場」に変えてしまう方がいるが、これでは忙しくなることが目的となってしまっている。事業の目的は、あくまでも「顧客の創造」である。

このページでドラッカー教授が勧めているのは、時間の使い途の見える化だ。実は私がドラッカー・マネジメントの基礎を習った国永秀男先生の「ドラッカー塾(ダイヤモンド社)」のエグゼクティブ・コースでも、この宿題があり、その後の私の行動や思考に大変大きな変化をもたらしてくれた。

始め方そのものは至ってシンプルだ。毎日、自分の時間を”分単位”で計測し、紙に記録していく。単にやったことを記録していくのではなく、その時間(1分)が「過去の時間(クレームなど、過去の活動の処理等に費やす時間)」と「未来の時間(今後の活動に繋がる時間)」、どちらだったのかを判別しながら記録していく。

8月29日の中でも触れた「せっかく…」の話の通り、普通の流れでは「過去の時間」になってしまう事柄も、ある種、無理矢理にでも「未来の時間」にすることも可能だ。

ドラッカー塾の国永先生は、「未来の時間を、少なくとも半分は持てる様に努力して下さい。」と仰っていた。確かに、社員は大半が過去の時間を送っているわけで、トップが過去の時間を送っていては組織の明日はないというのは納得できる。

同じ塾生のお一人がそれを色分けしてみたところ、いかに「過去の時間」に毎日を費やしているのかが一目瞭然となり、全員で問題意識を高めることができた。

我々は、どうしても目の前にある問題を解決する事に時間を割いてしまう。それは私たちが慣れ親しんだ事でもあるし、それを続けることで、新たなステップを踏み出すことから逃げることもできる。

今一度、未来の「過去の時間」の排除と「未来の時間」の拡充を具体的な仕組みとして検討しよう。


Today's Questions.
Q:何らかの問題が発生した時、あなたが言葉の始まりは次の内、どれですか?
  ①「なぜ?」②「誰が?」②「どうしたら?」
Q:感覚だけでなく、実際に1週間で何分、「未来の時間」を送ることができていますか?

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9月3日”自由になる時間をまとめなければならない。”
我々にとって耳の痛い話が続きます。明日はいかにして自由な時間をつくるのか?についてのご紹介です。お楽しみに。

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