本日の”ドラッカー 365の金言”は、「ネクスト・ソサイエティ」からの抜粋。
本日のページで、ドラッカー教授は先進国における若年人口の急激な減少に触れ、我々に今後の対応を迫っている。
”これまで先進国では、国内市場は家族形成の増大によって成長してきた。”とドラッカー教授が言うとおり、日本の人口減少による国内市場の冷え込み方は深刻なものがある。
日本の出生率は現時点で約1.4人に満たず、人口維持に必要な2.1人という数を大幅に下回る状態が続いている。このまま今の状態が続くと、2055年には国内の人口は9000万人を割る予定だ。
年齢構成については現時点から2055年までに65歳以上が20%から40%へ、18歳〜64歳が66%から51%へ、17歳以下が14%から8%に変化することが推測される。
先進国ではみんなそうじゃないか。
そう思われがちだが、これほど極端な人口減少が始まっている国は実は日本しかない。他の国では外国人労働者や移民を積極的に受け入れることで人口の急速な減少をスローダウンすることに成功しているのだ。
移民の受け入れを殆どせずに、日本はいかにしてこの局面を乗り切るつもりなのか?
歴史的にも例のないこの状態に対し、日本の対応が欧米の先進各国の手本になる可能性がある、といった事をドラッカー教授は話していた。
地球全体の人口は途上国の人口増加により、少しずつ増えている一方で、日本の人口は加速度的に減少している。
現在、メディアでは少子高齢化をどうするか?外国人の投票権をどうするか?といった表面的な議論ばかりが行われているが、まずは世界で日本としてどういった使命を果たしていくのか?を明確にしなければ無駄な議論が続くだけだ。
われわれ国民全員が今すぐ答えを見いだすべき、5つの質問は以下となる。
①日本の使命は何か?
②日本の顧客は誰か?
③顧客が価値あるものとするのは?
④日本の成果は何か?
⑤日本の計画は何か?
Next Page is...
2月8日”変革が常態となったからには継続性の基盤を堅固にしなければならない。”
今週末は2日間、お休みをいただきます。来週月曜日にまたお会いしましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿