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2010年2月24日水曜日

”権力は正統でないかぎり永続しない。”(P.F.ドラッカー)

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、「産業人の未来」からの抜粋。

”いかなる権力も、正統(legitimate)でないかぎり永続しない”という言葉から始まる本日のページ。いかなる組織であっても、その組織を構成する一人ひとりが意義ある役割を与えられていなければ、いずれは崩壊する、といった内容だ。

大衆は反逆しない。しらけるのみである。自由にともなう責任から逃れるだけである。自由とは、そこに社会的な意味がなければ負担と脅威以外の何ものでもない。(P.F.ドラッカー)


人が人として尊重されない組織や社会において、人は金銭等によって最低限の生活の安全さえ守ることができるのであればよいと、貢献による達成感や絆を諦めることになってしまう。

結果として、そうした組織では「マネジメント三つの役割(以下参照)」を果たすことができず、単に”働く人の給料確保のみを目的とする組織”として迷走することになる。

①自らの組織に特有の使命を果たす。マネジメントは、組織に特有の使命、すなわちそれぞれの目的を果たすために存在する。

②仕事を通じて働く人たちを生かす。現代社会においては、組織こそ、一人ひとりの人間にとって、生活の資(かて)、社会的な地位、コミュニティとの絆を手にし、自己実現を図る手段である。当然、働く人を生かすことが重要な意味を持つ。

③自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。マネジメントには、自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題の解決に貢献する役割がある。(「マネジメント─基本と原則」P.F.ドラッカー)


しかし、こうした議論の前に我々が最も注意しなければならないのは、組織を構成する一人ひとりが、組織で働いていながら、「組織とは何なのか?」「マネジメントは何か?」「なぜ必要なのか?」という問いについて全くといって良いほど回答できる状態になっていないという現実だ。

こうした現状に対し、トップの人間だけがドラッカー・マネジメントを学び、”正統性”等についてスタッフを戒めたところで、その行為自体がマネジメントを理解していないの同じであり、無用な乱気流を組織内に生むだけだろう。

まずは”組織”という言葉の意味を一人ひとりが理解し、それに同意した上で、次に”自らの組織”の使命を明確にし、いかにして個の強みを結集し、社会問題の解決に取り組むのかを議論するといった手順が良いのではないだろうか。

組織のメンバーが”組織”の意味について同意できるのであれば、自由はすぐそこにあるようなものだ。

当社にかなり多くの課題が残っていることを痛感したページだった。


Today's Questions.
Q:組織とは何ですか?
Q:人とは?

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2月25日”資金ではなく知識が統治の主体となったとき 資本主義とはいかなる体制を意味することになるのか。”
明日もお楽しみに。

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