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2009年10月5日月曜日

”誰かの仕事として期限を定めない限りいかなる意思決定もないに等しい。”

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、「経営者の条件」より、意思決定を行動に変えるための注意すべき点が抜粋されている。

いまさらではあるが、意思決定とは「ある目標を達成するために、複数の選択可能な代替的手段の中から最適なものを選ぶこと。(「大辞林」)」を指す。

更に、”意思決定”については、Wikipediaで以下のように説明されている。

意思決定の思考方法とは正しい目標の認識や必要な情報の収集、目標達成のための方策案の考案と比較、最善の方策の選択と実行計画の立案、計画の実施の監督を包括するものである。(Wikipedia「意思決定」

”意思決定”とはPDCAで言うPlanだけを指すのではない。PDCAにおけるプロセスのサイクルそのものを指す。よって、新たな意思決定とは、新たな行動を始める事を意味する。

ドラッカー教授は、「意思決定とは行動を約束することである。起こるべきことが起こらなければ、意思決定したことにはならない。」とし、期限を定めることの他に、以下の様な点について注意しなければならないと伝えている。

・誰がこの意思決定を知るべきか?
・何がなされるべきか?
・誰が担当すべきか?
・担当者が行動できる様にするためには、どのようなものにすべきか?

特に、最後の項目については注意が必要だ。どれだけ計画が良かったとしても、担当者にとって不可能なものであれば、成果には繋がらない。担当者が経験豊かな人であっても、本人が不安に思う部分が多い様子なら、「君ならきっとできるはずだ。」と任せて放ってしまうのではなく、多少過保護にでも支援すべきであると思う。

ドラッカー教授も言っているように、「ほとんどの場合、行動する役目の者は、意思決定を行った者ではない」ということである。

知識労働の現場における意思決定で、自ら率いる組織が成果を上げられるかどうかは、部下の精神的な状況を、上司がその状況に即したカタチで把握できるかどうか、にかかっていると思う。

この点、ダイヤモンド社で定期的に開かれている、「シチュエーショナル・リーダーシップ」の研修に参加し、「いままで私自身がいかに”成果が出ない”事を、部下や環境のせいにしてきたのか」を痛感させられた。

当社の管理職に対しても、直ちに社内講習を開催するほど、インパクトのある内容だったので、皆さんにも受講を是非お薦めしたい。


Today's Questions.
Q:起こるべき時に、起こるべき事が起きていますか?

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10月6日”意思決定においては意見の対立がなければならない”
本日はなにか記事広告のような感じで終わってしまいましたが、本当にお薦めしたかったので。(笑)明日は、全員一致では意思決定してはいけないとの内容です。お楽しみに。

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