本日の”ドラッカー 365の金言”は、「新しい現実」からの抜粋だ。知識労働者の政治的位置づけについての説明となっている。
多数派でありながら、いかなる政治勢力とも無縁で自由な存在である知識労働者。収入に違いがあるとしても、経済的社会的には同じ一つの階層に属する、とドラッカー教授は言っている。
いかなる職種であろうと、人に事細かに指示を受け、その通りに仕事をこなせばよいという仕事に就いている人は少ない。日々の仕事の中で様々な選択を強いられるわけで、そうした意味において、先進国で仕事に就く殆どの人が、知識労働者であると言える。
一人ひとりがセルフ・マネージャーであり、自らの経営責任を担っているのだ。
また、資本家という意味においても、われわれ知識労働者は組織の一員として年金基金を通じ、莫大な資産を間接的に運用する立場にある。
われわれは、知識と資本を有する資産家であると言える。
しかし、原著”The Daily Drucker”のACTION POINTにあるように、この巨大な”知識労働者層”を支持者の対象とした政党が存在しないのはなぜだろうか。
そのような政党が存在した場合、どの様な施策を提案するのか?
この点については、もうしばらく考えてみようと思う。
Today's Questions.
Q:”知識労働者党(仮称)の党首として、あなたならどのようなマニフェストを策定しますか?”
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10月28日”顧客以外のステイクホルダーに対しては政治的に対応しなければならない。”
いかにして顧客以外のステイクホルダーに満足してもらうべきか。お楽しみに。
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