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2009年10月2日金曜日

”意思決定が成果をあげるには満たすべき要件を明確にしておく必要がある。”

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、満たすべき要件を明確にする重要性について説明されている。

目標達成のために物事を決定する際、常に”ここは押さえておかなければならない”という、最低限必要となる基本ルールが存在する。そこを曖昧にしていたり、個々の捉え方にズレが生じていると、たちまち成果が出しにくい組織になってしまう。

目標を明確にすると、我々はしばしば「何ができるか?」から話し合ってしまう。現時点において可能なことから考え始めてしまうが、これは結果として無駄に終わる場合が多い。

この「何ができるか?」という問いからスタートすることによって、目標を達成するための要件がたちまち曖昧な物になってしまい、なされるべき意思決定から遠退いてしまうのだ。そこには個々の甘えによる妥協の産物しか生まれない。

意思決定において重要なのは、「どの様にすれば〜できるか?」から考え始める、ということだ。同じように思えるかも知れないが、「何ができるか?」とは、全く異なる行動に繋がる。

「どの様にすれば〜できるか?」

この問いは、全ての者に目標実現のために、最低限必要な条件を明確にさせてくれる。ここで挙がる具体的な行動項目は、それなしには目標の達成が不可能な項目であるはずで、全員が一丸となってそれらに取り組む必要があることが明確になる。

とはいっても、”できない理由”や”やらない理由”の沼はなかなか手強い。

単純なことだが、議論を始める前に「どの様にすれば〜できるか?」と、ホワイトボード等、全員が見える場所に大きく書いておくことによって、議論に参加する全員を”沼”から遠ざけたい。


Today's Questions.
Q:どの様にすれば、「どの様にすれば、〜できるか?」の思考を全員に徹底できますか?

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10月3日”何が受け入れられやすいかではなく何が正しいかを考えなければならない。”
本日の内容と繋がるお話しです。お楽しみに。

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