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2009年10月30日金曜日

”募金とは資金源開拓のことである。”(P.F.ドラッカー)

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、NPOの資金源開拓について。募金による資金繰りが仕事になってしまいがちなNPOについて注意すべき点が描かれている。

このページで触れられている通り、NPOの主たる資金源は募金から成り、企業や政府の資金源とは異なる。

残念ながら、個人的には数十万程度の募金活動しか経験がないため、細かい点については分かりかねるが、相手に非営利組織の存在意義を理解してもらい、多額の募金をしてもらうというのは本当に大変な事だと思う。

募金してもらえるか否かによって、そのNPOの存在価値が明確になってしまうのだ。「この活動を支援すべきだ。」と思ってもらうには、昨日の投稿でも触れた通り、強力なマーケティングが必要だろう。

マーケティングとは相手の側に立つことが必要、というわけで、本日は支援企業側として考察してみたいと思う。NPOといっても活動内容は様々なので、全てに当てはまることではないかも知れないが、個人的な意見としてお読みいただき、皆さんからの意見や感想などもいただければと思う。

もし私が支援企業の側であるなら、募金を単なる資金援助では終わらせないだろう。募金はある意味、自らの組織に新たな事業部を設置することと同じ意味を持つのだと思う。

当社の資金というリソースと、NPOが保有するリソースを融合させることで、当社の使命達成能力を強化させることができるからだ。

私なら、

・いかにそのNPOが当社の使命を理解しているか?
・当社の使命達成に拍車をかけるのに最適なNPOか?
・最も成果を上げられるNPOか?
・社会的に見て、その事業を、そのNPOにリードさせるべきか?
・自らの子供をそのNPOで活動させたいと思うか?
・ステイクホルダー(組織の利害関係者)にも同様に理解を得られるか?

などを自らに問うことによって、どの程度の投資をすべきかを決定していくだろう。

上記の事から、NPOは企業の使命達成請負人の役割も担うことが理解できる。だとすると、NPOは本質的には企業にとって、「外部の人間」であってはならないのかも知れない。


Today's Questions.
Q:あなたのNPOは、支援企業の事業部として機能し得ますか?
Q:少しずつでも多くの企業から支援してもらえれば良いと思っていませんか?

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10月31日”NPOにおいて理事とは、地位ではなく責任である。”
理事は責任を伴った選択をする義務があります。お楽しみに。

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