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2009年11月14日土曜日

”目標は絶対のものではない。方向づけである。”(P.F.ドラッカー)

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、目標の使い方について。ドラッカー教授は、目標は大事だが、それによって組織を拘束させてはならないと伝えている。

目標は絶対のものではなく、方向を示すものである。命令されるものではなく、自ら設定するものである。未来を決めるものではなく、未来をつくるために資源とエネルギーを動員するためのものである。(P.F.ドラッカー著、上田惇生訳「マネジメントー課題、責任、実践」より、ダイヤモンド社)


目標は、使命達成までの通過地点であるべきだが、”目標とその達成までの道のり”をあまりに固定化してしまうと、組織全体の依存を招くことになりかねない。

あまりに”道を舗装”してしまうと、メンバーの思考停止を招き、イノベーションが起こりにくい環境が生まれてしまうのだ。

この例えとして、私がよく話すのは「アルプスの少女ハイジ」に登場する”ペーターと山羊たち”の話だ。ペーターがリーダー、山羊がメンバーだとする。

ペーターの役割(使命)は、村の山羊たちを丘の上の連れて行き、そこに生える柔らかで美味しい草を食べさせること。丘のてっぺんに到着すると、いつものんびり昼寝するペーターの周りで山羊たちが嬉しそうに草を食べるシーンが印象的だ。

さて、目標地点までの道筋は大方では決まっているが、山羊たちはペーターを追い越しながらも、実に自由気ままに楽しみながら坂を上っていく。ペーターに「こっちだよ。」と注意されるのは、群れから著しく遅れた山羊や危険な崖に近づく山羊だけだ。

ペーターは、ヤギ達に細かいスケジュールを強いるわけでもなく、通る道を一つに限定しているわけでもなく、理想の歩く姿勢を定めているわけでもない。それでも毎日、ペーターはこの難しい任務を果たしているのだ。

そして、これを実現しているのは、山羊たち頭に”美味しい草を食べている”イメージ(以下、ヴィジョン)が明確に描かれているからだろう。そのヴィジョンを持てているからこそ、生まれたばかりの(経験の浅い)子ヤギ、ユキちゃんのように迷子になってしまわず、寄り道はしつつも最後には頂上に到達することができるのだと思う。

私の組織で目標としているのは、このペーターと山羊たちの関係だ。確固とした目標やプロセスを構築することによって、本質が失われてしまわない様、寄り道や新たな発見をしつつも、常に本質については全員が共通言語で話し合える組織を育てていきたい。


Today's Questions.
Q:明確な目標が組織を拘束していませんか?
Q:詳細なスケジュールに囚われるよって、”すでに起こった未来”に鈍感になっていませんか?

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11月15日”正しい方向づけを行うだけでなく間違った方向づけをなくさなければならない。”
上司へのコミュニケーション手法、「マネジメント・レター」について。明日もお楽しみに。

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