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2009年12月8日火曜日

”資本コストを超える利益を生み出さないかぎり富を創出したことにはならない。”(P.F.ドラッカー)

 
本日の”ドラッカー 365の金言”は、生産性をより正確に把握する方法として、EVA(経済的付加価値分析)について説明されている。

個々の活動において”本当に利益が出ているのか”把握できなければ、正しい評価測定ができず、未来に向けた資金計画も”絵に描いた餅”となってしまう。

ドラッカー教授は、一見、利益を上げているかのように見える活動も、資本コスト(資本の調達や維持に必要なコスト)を上回っているか確認することで、真の利益率を把握するべきである、としている。

”資本コスト”とは、調達資金が自己資本の場合は、配当金やキャピタルゲイン、他人資本の場合は借入金の支払い利息等を指し、通常はパーセンテージで表す。

EVAの算出方法
「経済的付加価値=(税引後営業利益)-(投資資本×資本コスト率)」

私のような財務の素人であっても、「全ての出費を差し引いた上で、利益がどれだけ出ているのか?」というEVAの概念は至ってシンプルで社員にとっても分かり易い。部門別会計においても活用できそうなので、今後少しずつ導入を検討していこうと思う。

注:固定資産やリースに対しては別途注意が必要


Today's Question.
Q:EVAで計算すると赤字になる部門がありますか?

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12月9日”誰かにできることは他の者にもできるということである。”
明日はベンチマーキングのお話です。お楽しみに。

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