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2009年9月8日火曜日

”一人ひとりの強みを活かすことによって組織の成果と個の自己実現が両立する。”

 
本日の”ドラッカー365の金言”は、個のニーズと組織のニーズの調和について記されている。

「組織」は、その目標実現のため、「人」を必要とする。同時に「人」は、その自己実現のため、「組織」を自己実現の道具として活用できる。この様に、組織と組織を構成する人のニーズはマッチすると、ドラッカー教授は説いている。

そして、原著の”The Daily Drucker”のACTION POINT(なされるべきこと)には、「自らの価値観と、組織の価値観が一致(compatible:一致、両立、適合、矛盾がないの意)しているか明らかにして下さい。」と書かれている。

確かに、組織の成果がなかなか顕在化してこない時や、組織が成果に向かって集中できていない時、「辞めたい。」と申し出る人が増える。こうした時、組織の目指すものと、本人が目指すものが本当にずれているのかを明確にする必要がある。

この話し合いには、組織の代表としての立場だけで向かうのではなく、一個人としても相談に乗ることを心がけている。それがないと本人が本当に求めていることにアクセスできず、感情にまかせて両者が誤った判断を下してしまうことがあるからだ。

また、この話し合いによって、彼(または彼女)が本当に求める状態を、同じ組織内において実現する方法を探すことができる場合も多々ある。しかし、その実現には本人の新たな決意と、周囲の人間がそれに協力する勇気が必要となる。

悩み苦しんだ本人が、退職の瀬戸際で思いとどまり、自らの責任をもってやり直したいと決心した時、また周囲もそれに呼応する時、組織は飛躍的に成長する。自責において選択する、自立したプロフェッショナルが生まれる瞬間だ。

人が本当の意味で自分自身に誓いを立て、周囲の期待に応えるために自立を決意する瞬間は、何事にも代え難い美しい瞬間だ。

真の”自立による正しい選択”によって、その人は自由になり、周囲も変えてゆく。同時に組織の、社会に対する貢献も高まってゆく。

組織だからこそ、できることがある。


Today's Questions.
Q:9月6日の4つの質問を自分自身に問いかけると、どういった答えが出てきますか?
Q:あなたが自責において行動し続けることで組織のニーズと自らのニーズを両立できますか?

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9月9日”階段はなくなった。縄ばしごもない。蔦(つた)が生えているだけである。必要なのは鉈(なた)である。”
仕事を自らの責任において選択しよう、といった内容です。お楽しみに。

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