本日の”ドラッカー 365の金言”は、新たな顧客創造のため、イノベーターが行う仕事についての説明。
我々はイノベーションによって、現在提供されている(または提供している)製品やサービスにおいて、”欠けている点”や”成果が思わしくない点”に焦点を合わせ、一見関連性のないものを組み合わせることでそこを補う。
ドラッカー教授は、「イノベーションと企業家精神」の中で、このイノベーションを起こすための着眼点として「イノベーション 7つの機会」を挙げている。
①予期せざること(成功、失敗、出来事)
②ギャップ(業績、認識、価値観、プロセス)
③ニーズ(プロセス、労働力、知識)
④産業構造の変化
⑤人口構造の変化
⑥認識の変化
⑦新しい知識(発明など)
各項目の詳細については「イノベーションと企業家精神」で確認していただくとして、これらの着眼点を元に現在の製品やサービスが”かくあるべき姿”からいかに乖離しているのかを、まずは知覚することからイノベーションはスタートする。
”現状と理想のギャップ”を知覚することは殆どの人が日常生活の中で自然に行っている。問題はそこから先。
”本当に理想の状態はどのような状態を指すのか?”
”具体的に、どの様な方法でその状態を実現するのか?”
”何を組み合わせれば、より少ないリソースで最大限に結果を出せるのか?”
…といった問いに対する答えを見いだす必要がある。
個人的に、このプロセスに必要不可欠だと思うのは、以下の3つの要素である。
①より良い明日を心から願う”未来力”
②人に喜びに貢献したいという”他喜力”
③全ての体験に優劣をつけず、学びを次に活かす”流用力”
一見何もない空き地で友達と遊ぶ子供が新しい遊びを考える時のような、純粋かつ自由な発想が新たなイノベーションを生み出すための重要な鍵を握っていると思うのだ。
Today's Question.
Q:大好きだけどあまり流行っていないあのお店、繁盛させるためにあなたが無償でできることは何ですか?
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1月1日”組織の精神はトップから生まれる。”
明日、大晦日はお休みさせていただきます。8月のスタートから約120日間、当ブログをご愛読いただいたみなさまには心より感謝いたします。来年またここでお会いしましょう。それでは、チェンジリーダーのみなさま、よいお年を!(^_^)